少し時期を逸したがどうしても見たい映画が出町柳の【出町座】でまだやっていた。出町桝形商店街の小さな映画館。古本が並べてあるカフェと映画の窓口。昭和レトロな空間と映画の愉しみを見つけた。
映画館【出町座】
電話で映画の予約はできたが座席指定までは電話ではできないとのこと。現地出町座まで行って自動販売機でチケットを買う。そのチケットを窓口に持って行って座席を指定する。なんともレトロな方式。
予約した人気のある映画で「時間ギリギリに入ると補助席になりますよ」とのアドバイスに従って1時間前に出町座に到着。チケット購入と座席指定を済ませる。
映画は地下と2Fで上映。どちらも50席くらいの小さな映画館。今回予約した映画の上映は地下の会場とのこと。

Y字合流地点と出町の飛び石
京阪電車「出町柳駅」で降車。南側の出口から地上に出るとそこは気持ち良い5月の京都。賀茂大橋からは左の賀茂川と右の高野川が合流する有名な「Y字」の先端が見える。ここから下流が漢字も変わって「鴨川」と呼ばれることも京都に来て知った小さなトリビア。
地図の左下の緑の正方形の場所は京都御所。古(いにしえ)の日本の中心地。さりげなくこんなところに御所。さすがは京都ならでは。
鴨川大橋から下を見下ろすと川を吹き抜ける風に乗って「出町の飛び石」を渡っている人々の楽しそうな声も届く。

出町桝形商店街
川を渡って少し北に歩くと豆大福でとても有名な「ふたば」。今日も50人以上の人が列をなしている。相変わらずの人気。
その先を左に折れると「出町桝形商店街」。昭和のあの頃のアーケードに商店が今も軒を並べる。飲食店、食料品店、アパレル、小物、雑貨、百円ショップ、病院、薬局、となんでもあり。
その一つ「マツヤ食料品店」の店先にさりげなく大人気の「阿闍梨餅」が売ってある。妻に言わせると「すごい事」とのこと。

ランチはDELTA
映画館の座席を確保して上映までの1時間。この間に昼食を取るために商店街を散策。糖質と炭水化物を摂らない食事法「原始人式ダイエット」を続けている我々の選択肢は限られる。
今回はDELTAでランチを頂く。映画の時間に間に合うことを確認してランチをオーダー。店の外のテラス席の黄色いテーブルでいただくことに。


キッシュと冷製スープが絶品。サラダのドレッシングも美味しくいただく。
尚、糖質・炭水化物を避けるためにじゃがいもは残しました。お店の人。。。ごめんなさい。。。
「ご馳走様!」と店を出るときに「映画、楽しんでください!」との返事を頂く。「ありがとうございます」と返す。とても気持ちの良いコミュニケーション。
出町座に戻って映画鑑賞
上映10分前に出町座に戻る。出町座の中は人でいっぱい。

喫茶でお水と珈琲を買って階下の会場へ急ぐ。

映画は【BULE GIANT】。JAZZの強烈なサウンドと熱いストーリーを全身で堪能した。感想は別のブログで紹介したい。
昭和レトロな街と小さな映画館
1Fのカフェ「出町座のソコ」のマスターに話を聞く。建物は古いがこの映画館自体は実は2017年にオープンした映画館とのこと。クラウドファンディングで資金を集めてオープンに漕ぎ着けたらしい。
昭和レトロな商店街の小さな映画館で少しレアだけど「価値のある良い映画」を上映している。今後の上映予定をウォッチして気になる映画があればまた見に来ることになる。
「原始人式ダイエット」を続けている我々にとって「LION KITCHEN」と「出町座のソコ」のランチも気になっている。
今後のパターンはきっとこうなる。
- まず映画を予約
- 次に出町座に来て席を確保
- その後、ランチを楽しむ
これからのシニアライフの愉しみに一つになりそう。

コメント