在宅でWeb会議をするためのヘッドセットを色々と試した。結果選択したヘッドセットはShokz社のOpencomm。使い続けて1年半になるが結果に満足している。その超指向性のノイズキャンセリングマイクは生活音を拾わない。また骨伝導のイヤホンは長時間装着してもいても全く気にならない。
生活音・周りの音を拾って困っていませんか?
コロナ流行を機に私の会社でもテレワークが始まった。MicrosoftのTeamsが導入され会議が次々にTeamsでのミーティングに置き換えられた。在宅でのTeams ミーティングで、一番困ったのはマイクが生活音を拾ってしまう事。
「茶碗を洗っている音」「掃除機の音」が聞こえるなど会社の仲間に言われた。大きなミーティングでは上司が「海外と混信している」と言われ汗をかいた。実は隣で家人が英語の発音練習をしていた。
生活音や周りの音を拾わないテレワーク環境の整備が喫緊の課題になった。ネットで調べていくつかのイヤホンやヘッドセットを試したが上手くいかない。
選択の「3つの条件」
そこで、もう一度、在宅テレワークでの困り事を洗い出した。リストにして必要なヘッドセットの条件3つを明確にした。優先順位もつけた。
- 生活音や周囲の音を拾わないマイク
- 長時間の利用で頭や耳が痛くならない構造
- 出張に持って行く時に嵩張らず、且つ、軽く、携帯性に優れたもの
色々なタイプを試した。まずはイヤホンやAirPODなど。次に耳かけタイプのヘッドセット。他にアームで頭に固定する片耳タイプのヘッドセット。しかしどうしてもマイクが生活音を拾ってしまう。
マイク側のノイズキャンセリングマイクという言葉を見つけた。指向性の強いマイクを使うと周りの音を拾い上げないとの評価。。
ヘッドセット:Shokz社のOpencommの導入
この条件でようやく見つけたヘッドセットがShokz社のOpencomm。
骨伝導イヤホン ワイヤレスヘッドホン テレワーク在宅ワークに最適 最強ノイズキャンセリングマイク 運転中の通話でもきちんと相手に届きます
という謳い文句。少々値が張ったがこれは必要経費とAmazonでポチった。
1.5年間使った評価
しっかりしたケースに入ってOpencommは届いた。それから1年このヘッドセットを満足して使い続けている。最初に検討した条件に対する評価は以下の通り
● 生活音を拾わない超指向性マイク
このヘッドセットのマイクは本当に全く周りの音を拾わない。マイクを口元に向けるとよく聞こえるらしい。一方でマイクを「スッ」と上に90度上げると自分の声も全く拾わない。ミュートにする必要がないほど。実験をした。ヘッドセットをした私の傍らに立ってもらって大声で私に話してもらった。しかしテレワーク先の相手には全く聞こえなかった。この機能は本当に優れもの。条件1に対しては完全に満足している。
● 長時間の利用で頭や耳が痛くならない構造
骨伝導は初めてだったが、耳の後ろに当てるだけで耳は全く塞がないので、耳が痛くなることもなく、またイヤホンをつけている時のような周りから隔絶した圧迫感もない。条件2についても全く問題ない。
● 出張時に嵩張らず携帯性に優れたもの
耳掛けタイプに比べるとやはり嵩張る。バッグ in バックに入れて出張に持って行っているが、最初は持ち運びの際に曲がったり壊れたりしないかと少し気にしていた。しかし柔らかいボディとマイクは思いの外、しなやかで、少々の取り扱いで変形することもなく、壊れることもない。尚、写真のケースがついてきたので「取扱注意」なのか?と思ったが取り越し苦労だった。このケースは全く使っていない。条件3に対しても全く問題なし
その他良かった点
- 1年間充電切れはなし。もっともいつも充電ケーブルに繋いで、必要な時だけ外しており過酷な使い方はしていないのだが。
- 隠れ機能で二つのデバイスに同時接続可能。PCとスマホの両方に接続して使える。
- Bluetoothの接続でのトラブルはなし
- 1年間、Week dayはほぼ毎日、また京都から鹿児島、富山、新潟と出張に持って行っているが全く壊れる気配はない
その他の問題点
- 音量の増減のボタンはPCに対応しておらずヘッドセット側で音量調節はできない。
- Teamsで「ミュート」にすると「ミュートしました」のアナウンスの後「ビープ音」が一定間隔で流れ続ける。これは面倒。この対策についての検討結果は以下の記事を見てほしい。

最新Versionとまとめ
Amazonを見てみると最初に購入したタイプは既に品切れ。タイプが新しくなっていた。
在宅でのテレワークでマイク側からのノイズキャンセリングが必要な人にとってはお勧め。さらに条件1、2、3が必要だと思える方は購入をお勧めする。
Zoomでノイズを完全にシャットする方法については以下の記事を参考にしてほしい。

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