韓国でその味を覚えたサムギョプサルの美味しい店を京都で見つけた。サービスも良い。本格的なサムギョプサルを食べたい人におすすめ。サムギョプサル専門店ベジテジや 四条木屋町店
本格的なサムギョプサル
サムギョプサルという韓国料理を知っているだろうか?韓国でその味を覚えて、日本でも本格的なサムギョプサルを食べたいと思っている人は結構いるのではないだろうか?
サムギョプサルを知った冬の韓国のお店
韓国には大きなお客様が何社もあり何回も訪問してきた。毎月定例会議がお客様の工場で行われ、年に10回以上訪問した時期もある。
韓国での食事は基本的に美味しい。好きな料理は「石焼きビビンバ」と「スンドゥブ」「サムギョプサル」。その中でもサムギョプサルを初めて食べた店での体験が忘れられない。
季節は真冬。韓国の冬は厳しくソウルにある会社のオフィスから近くの店に向かった。マイナス5度を下回る猛烈な冷気から逃げ込むようにビニールシートで外気と遮断された店内に入った。店内はガンガンと火が焚いてあり暑い。
それぞれのテーブル毎に焼き肉プレートがあり、その上に一つずつ排気ダクトがついている。店のおばさんがプレートに火をつけ、この排気ダクトをグイと引っ張り下ろす。これが面白い。大きな豚肉の塊をそのままプレートで焼き始める。適当なタイミンングでおばさんが様子を見にきて豚肉を満遍なく焼いていく。上がる煙を排気ダクトが吸い込んでいく。豚肉が良い具合に焼けてくると今度は大きな鋏をもっておばさんが現れる。トングで豚肉の塊を掴み、素早く小気味よく豚肉を一切れサイズに切っていく。
山盛りに置いてあるサンチェに味噌を塗ってその上に肉を置く。サンチェで巻いて口に放り込む。冷たいサンチェと熱い豚肉。味は絶品。
外の氷点下の冷気。店の中に充満する肉の匂い。暑い部屋の中の冷たいビール。仕事の話で盛り上がる仲間たち。そしてサムギョプサル。忘れらない体験。
日本でもサムギョプサルが食べたい・・・でも
このサムギョプサルを日本でも食べたい。何度か韓国料理屋のメニューで見つけたことがあった。しかし頼んでみるとあのソウルの強烈な体験とは違っていた。最初から肉が切ってある。まるで普通の料理のメニューの一つの様であるかの如く。排気ダクトや鋏も出てこない・・・やはり韓国に行かないと食べられないものだと思っていた。
ベジテジやを発見:包まぬ豚は、ただの豚。
京都の四条木屋町を歩いている時に視界の片隅に見慣れた文字が引っかかった。「サムギョプサル」しかも専門店と書いてある。「ベジテジや」阪急電車の入口のあるビルの2階に緑色でこの文字が書いてあった。
キャッチフレーズは「包まぬ豚は、ただの豚。」とある。「紅の豚」の大ファンである私の心を鷲掴みするフレーズ。行かねばなるまい。
「ベジテジや」とオーダー
四条木屋町の南西の角。入口には店の看板。

その横のエレベーターで2階に上がる。綺麗な店内。テーブルの上には焼き肉プレートとその上に、しっかりと排気ダクトがある。メニューからベジテジコースを選ぶ。¥2,700円。ふと手元を見ると韓国特有の金属の箸とスプーン。らしくて良い。さらに箸袋をよく見ると例のキャッチフレーズが。

早速、オーダーする。実は糖質制限を10年間続けている。糖質と炭水化物は取らない。よってコースのメニューから「クレープ」と「済州御飯」を遠慮する。すると「クレープ」の代わりに「韓国海苔」「済州御飯」の代わりに「豚肉を一本追加」して頂けるとのこと。有り難い。
サムギョプサルを食べて
「おばさん」ではなく「お姉さん」がテキパキと料理の段取りをしてくれる。プレートに大きな厚みのある豚肉が2切れ。それにキムチともやしナムル。またチーズも置いてある。ぜんまいナムルとスープもセット。例によって豚肉は何回もチェックに来て焼き加減を見に来てくれる。満遍なく焼き色が着くと鋏で切ってくれる。包み野菜はおかわり自由。

サムギョプサルは3種類。
- センサムギョプサル
- デッペサムギョプサル
- 旨タレカルビ
ボリュームも十分。ごま油に浸してもチーズに浸しても味は絶品。こんな近くで本格的なサムギョプサルを食べられる事に感謝。是非、冬に来ねば。
まとめ
どのくらいの人が「サムギョプサルを食べたく食べたくてしょうがない!」と思っているのか?知らない。しかし、もし「京都でサムギョプサルが食べたい」という人がいるとするとこのお店はおすすめ。
尚、この食事前後で血糖値を測ってみたが血糖値の上昇は完全に管理範囲内。我が家の行きつけの店に昇格することになった。
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