俳句とプレゼンテーション:求められるセンスは同じ 「言いたいことを決めて言葉を選び、文章を絞る」

俳句

言いたいことを決め、言葉を選び、文章を絞る。この俳句による訓練はプレゼンテーションのスキル向上につながる。俳句に取り組む事でプレゼンテーションの質が変わる。ガー・レイノズル氏のプレゼンテーションZENにも同じことが記載されている。

前の記事:俳句を続けて:最適な言葉を探し・選び・詩にする。夏井いつき先生に学ぶ「プレバト」と「俳句生活」

プレゼンテーションの作り方の変化

毎月の何件かのプレゼンテーションを作り発表している。俳句を始めてこのプレゼンテーションの作り方が変わった。変わったことは以下の3つ。

  1. まず伝える相手をイメージする
  2. 次に口述を書く
  3. スライドはシンプルに

まず伝える相手をイメージする

まず誰に対するプレゼンなのか?を考える。伝える相手によって選ぶ言葉も文章も絵も色も変わる。まず伝えたい相手=オーディエンスを決めてイメージする。

次に口述を書く

次に、それぞれのページで何を伝えたいのか?を一つ決める。もしも伝えたいことが2つ以上ある場合はページを分ける。原則は1ページで伝えることは1つだけ。

先にそれを口述文にする。伝える相手をイメージして文にしていく。相手に伝わるか?相手に届くか?を常にイメージ。

スライドはシンプルに

文の中からKeyとなる言葉やコンテンツを拾い上げて「部品」としてスライドに置く。どの言葉を選ぶか?どのコンテンツを選ぶか?がポイント。視覚的にも一目で意味の伝わる「部品」を選ぶ。

シンプルで分かりやすくを心掛けていると「部品」の並べ方にも自分なりのルールができた。以下が私のルール。

  1. 並べ方は必ず上から下+左から右。この順番は崩さない
  2. 改行はしない=改行や必要な長い文章は一行に収まるまで削る
  3. 基本的に箇条書き
  4. 「言葉より表」「表よりグラフ」を使う
  5. 適度に図を入れる。

結果、プレゼン資料はシンプルに変わる。スライドが文字で埋まる=文字リッチがなくなった。

口述とスライドを点検

説明は長くても1ページ=1分。この1分で相手に伝えたいことを伝えきる。使える道具はスライドのその1ページと口述だけ。

この2つを徹底してシンクロさせる。その上で自分で読んでみて点検する。

  • 一目で全体像を掴めるか?
  • スライドと口述で違う言葉は使っていないか?
  • 口述に沿って上から下へ、左から右へと流れているか?
  • 長すぎないか?
  • 煩雑でごちゃごちゃしていないか?

間違えても「相手がスライドのどこを説明しているのか?を見失って探すようなこと」にならないように。

プレゼンテーションZEN

ガー・レイノルズ氏のプレゼンテーションZENというシリーズのプレゼンについての解説書がある。これでも言っていることは同じ。

ガー・レイノルズ:プレゼンテーションZEN

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