座右の書

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ローマ人の物語

古代ローマ繁栄の3つの要因。共通点は開放性:塩野七生氏『ローマ人の物語』第2巻より

第1巻の塩野七生氏の「何がローマをして強大な文明圏を作らせたのか?」の問いに、第2巻で自らひとまずの答えを示す。その答えは開放性。キリスト教やフランス革命のパラダイムに囚われていない紀元前2世紀ー紀元後2世紀の3人のギリシャ人の歴史家の著...
ローマ人の物語

簡潔で明快で品位に溢れたペリクレスの演説:塩野七生氏「ローマ人の物語」第2巻より①

この巻ではまず圧巻はペリクレスの演説。日本では縄文時代。この時代にこの演説が成り立つ社会があった事に気が遠くなるような思いに駆られる。その世界史に輝くペリクレスの時代にギリシャを視察したにも関わらず、民主政を採用しなかったローマ。なぜ?と...
ローマ人の物語

ローマ人・ギリシャ人・ユダヤ人:塩野七生氏「ローマ人の物語」第1巻 ローマに一日にして成らずより

「ローマ人の物語」では随所で気になる言葉に出会う。これらの言葉がふとした時に全く別の経験や別の視点と共鳴して大きな気づきを与えてくれる。その愉しみを求めて何回も読み返す。第1巻の「人間の行動原則の正し手を宗教に求めたユダヤ人、哲学に求めた...
サピエンス全史

「サピエンス全史」の衝撃!小麦から始まった人類の農業革命とは?人類は小麦の家畜?

人類の農業革命について「史上最大の詐欺であり、その犯人は小麦、米、じゃがいもなどの一握りの植物種」であり「人が小麦を栽培化したのではなく人が小麦によって家畜化された」と述べる。多くの「コペルニクス的転回」の経験を与えてくれる知的冒険を楽し...
ローマ人の物語

2300年前に計画・設計・標準化された「ローマ街道」 「ローマ人の物語」の風変わりな27、28巻より

座右の書:ローマ人の物語 塩野七生氏の「ローマ人の物語」も私の「座右の書」の一冊。繰り返し読み、読むたびに新しい気づきを与えてくれる。親父にはギボンの「ローマ帝国衰亡史」は死ぬまでに必ず読め。歴史から学ぶ者は一度はローマに取り組むべ...
【座右の書ー他】

「織田信長」に少しでも興味のある人にはこの本は必読 秋山駿ー「信長」

織田信長という人間を描こうとした本の数々 最初に織田信長を知ったのは山岡荘八の「織田信長」だった。颯爽と時代を駆け抜ける織田信長という人物の魅力に夢中になり何回もこの本を読み込んだ。 井沢元彦氏の「逆説の日本史 9-10巻」で...
【座右の書ー他】

物理学にロマンを感じる人必読「すごい物理学講義」カルロ・ロヴェッリ

 大学の物理学部に入ったものの、挫折した経験のある私にとって、あたらめて物理学に対する思いを呼び起こさせてくれた本。何気なく手にとって読み始めたこの本は、”それぞれが別々の物事の背景に隠れている共通の大きな構造や仕組み”を知る事のワクワク...
【座右の書ー他】

復活の日 小松左京 

 この本、2020年5月の連休中に、多分35年以上を経て再読。もちろんコロナ影響を受けての事になるが、改めて小松左京氏のメッセージに打ちのめさる事になった。  中学時代から大学時代にかけて、小松左京氏の本を読み漁った中での私のベスト...
【座右の書ー他】

お勧めの本を紹介

 色々な本を読んでいると、時々これは凄い!と言う本に出会う事があります。特にそれがシリーズだったりすると、当面のあいだしあわせな日々が続きます。  私にとってこれは凄い!と感じる事ができた本を少しづつ紹介していきたいと思います。 ...
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