ChatGPTは人類の叡智を越えるのか?ネットではシンギュラリティが近いとのコメントも。ChatGPTに「人類の叡智について訊いてみた」第2弾。今回はスティーブン・R・コビー博士の「七つの習慣」から「豊かさマインド」について訊いてみた。ChapGPT4.0で期待する回答を得た。
「豊かさマインド」
スティーブン・R・コビー博士の「7つの習慣」は繰り返し読み続けている座右の書。その第4の習慣「WIN-WINを考える」にこの「豊かさマインド」がある。「WIN-WIN」を習慣にするために必要な「3つの人格」の3つ目が「豊かさマインド」を持つことと説いている。
この「豊かさマインド」は私のパラダイムをガラリと変えてくれた。それまで自分が纏っていたことにすら気づいていなかった「曇り」をすっと取り払い、心を軽くポジティブなものにしてくれた。
気づきを要約すると以下の2つになる
- 世の中にはすべての人に行きわたるだけのものがたっぷりある。従って、自分以外の誰かが成功しても自分の取り分は減らない。
- 世界は、日々その豊かさを増し続けている。自分より先に成功した人は自分より先駆けて世界の豊かさを増やしてくれている。
だからこそ名誉も評判も利益も、何かを成し遂げるプロセスも、心から人と分かち合うことができる。他の人の個性、望み、主体性を認めることができる。人を打ち負かすことではなく、仲間たちみんなのための目的に自らを捧げ、目的を成し遂げることができる。WIN-WINを自らの習慣とできる。
「気づき」と得た「幸せ」
自分の心を「豊かさマインド」に書き換えることで人の成功を心から喜ぶことができる。他人を羨むとか嫉妬などの負の感情を持つ必要がなくなる。むしろ他人の成功に感謝する気持ちを持てる。心から人の成功を祝福できる。
自分の心を「欠乏マインド」から「豊かさマインド」に書き換えること。これだけでフッと気持ちが楽になり「幸せになれること」に気付いた。
この叡智をChatGPTに尋ねてみた
ChapGPTに以下の「設定」で「質問」をして「回答」を得た。
- 設定
- ChatGPT バージョン GPT3.5
- 設定 あなたは教育者です。
- 条件1 アドバイスを3つ挙げる
- 条件2 それぞれのアドバイスは100文字以内
- 質問内容
- 以下のテーマについて一般の日本人がその意味を理解して、自ら行動を変え、幸せになれるアドバイスをしてください
- テーマ:「豊かさマインド」と「欠乏マインド」
- ChatGPTの回答
- 「豊かさマインド」とは、現状に感謝し、人生のあらゆる面に対して豊かさを感じる心の状態です。一方、「欠乏マインド」とは、自分に足りないものに焦点を当て、物事に欠けていると感じる心の状態です。以下は、自分の心を豊かさマインドにシフトするためのアドバイスです。
- 自分にあるものに焦点を当てることが大切です。毎日自分に何があるのか。そして何を感謝することができるのかを意識するようにしましょう
- 自分の物事の見方を変えることも大切です。物事に欠けていると感じるのではなく、自分にとってそれがどのような意味を持つのかを考えてみましょう。
- 自分自身と比較することはやめましょう。他人と比較することによって、自分に足りないものに焦点を当て、欠乏マインドに陥りやすくなります。自分自身にフォーカスして、自分自身の進歩に集中することが大切です。
- 「豊かさマインド」とは、現状に感謝し、人生のあらゆる面に対して豊かさを感じる心の状態です。一方、「欠乏マインド」とは、自分に足りないものに焦点を当て、物事に欠けていると感じる心の状態です。以下は、自分の心を豊かさマインドにシフトするためのアドバイスです。
かなり近いけど・・・何かが違う
なんとなく。。。その通りだけど。。。何かが違う。。。
何回か読み直してみてこのChatGPTの回答に欠けている大切なポイントがあることに気く。それは「豊かさマインド」を「成り立つ理由」が明示されていないこと。
「豊かさマインド」とはどんなマインドであり・・・そのマインドを持ちましょう!とは書いてあるが、、、
私の目の鱗を剥ぎ取ってくれた「なぜ豊かさマインドが成り立つのか?」「なぜそもそも人を羨む必要がないのか」の部分の記述・・・
- 世の中にはすべての人に行きわたるだけのものがたっぷりあり、自分以外の誰かが成功しても自分の取り分は減らない。
- 世界は、日々その豊かさを増し続けている。自分より先に成功した人は自分より先駆けて世界の豊かさを増やしてくれている。
この2つが全く書かれていない。
他人の成功を羨む負の感情から解放される。人の成功を心から祝福できる。結果自分が幸せになる。この一番のポイントが書かれていない
質問を変えてみた
ChatGPTで思った答えが得られないケースの多くは「質問の仕方が悪い」との記事もよく見る。そこで質問の仕方を変えてみた。
- 「豊かさマインド」と「欠乏マインド」の根底にある考え方の違い と言う言葉を足してみる
- 「スティーブン・R・コヴィー博士の7つの習慣より」と言う情報を加えてみる
やっぱり、私にとっての一番のポイントは出てこない。どうしても「なぜ、豊かさマインドが成り立つのか?」の理由については明示されない。
結果について
結果「7つの習慣」の第4の習慣:「WIN-WINを考える」「豊かさマインド」についてのChapGPT3.5の回答には満足できなかった。
多分、質問の仕方が拙いのかもしれない。与える情報も足りていないのかもしれない。。。
ChatGPT4.0で以下の質問をしてみた
Chat GPT4.0で以下の質問をしてみた。
質問:スティーブン・R・コヴィー博士の「豊かさマインド」についてこの「豊かさマインド」が成り立つ理由を説明してください。
豊かさマインドが成り立つ理由を語った
回答:スティーブン・R・コヴィー博士の「豊かさマインド」は、彼の有名な著書『7つの習慣』の中で述べられている概念です。豊かさマインドは、自分と他者の成功を祝福し、支援することができるポジティブな心の状態を指します。コヴィー博士は、この豊かさマインドが成り立つ理由を、以下のような要因に基づいて説明しています。
- 十分な資源と成功の存在: 豊かさマインドは、世界には十分な資源と成功があるという信念に基づいています。この考え方では、他人の成功が自分の成功を奪うものではなく、互いに支え合いながら成功を共有することができます。
- 相互依存性: 豊かさマインドは、他者と協力して目標を達成する重要性を認識しています。人間は社会的な生き物であり、相互に依存しているため、他人と共に成功することが自分自身の成功につながると考えます。
- 自己成長と他者成長の重視: 豊かさマインドを持つ人は、自分だけでなく他者の成長も重要だと考えます。他者の成功を祝福し、自己成長と他者成長を同時に追求することで、より良い人間関係やチームワークを築くことができます。
- ウィンウィンの思考: 豊かさマインドは、すべての関係者が利益を享受できるウィンウィンの状況を目指します。競争的なマインドセットではなく、協力的なマインドセットを持つことで、相互の利益を最大化し、互いの成功をサポートできます。
これらの理由により、豊かさマインドは人々が互いに支え合い、自分と他者の成功を喜ぶことができる強力なマインドセットとなります。この考え方を取り入れることで、人間関係や職場環境が向上し、より良い結果を生み出すことができるでしょう。
ようやく緑文字の期待する回答を得ることができた。ChaptGPT4.0の回答はランクが上がったように感じた。
改めて7つの習慣より「豊かさマインド」
スティーブン・R・コヴィー博士の「7つの習慣」読むたびに、文字通り「自分の習慣」にして初めて生きる力になってくれる大切な学びを与えてくれる座右の書。
「豊かさマインド」は今でも自分の習慣にはできてない。しかし「これを習慣にしたい」と思うだけで、今日も生きる力になり続けてくれている。是非、一読と言わず座右の書にして何回も読み返すことをお勧めする。
前回の質問:「幸せの戦略」

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