Shokz社のヘッドセットOpencommをアプリ版Teamsで使い、ミュートをすると「ミュートしました」の音声とビープ音が続く。解決策は三つ①Teamsの設定切り替え②「Web版Teams」に切り替える③「マイクを折り返す」尚①はコメント頂き記事を更新。新しいTEAMSでも有効性を確認
ミュートの時のビープ音
前の記事でも書いたが生活音を全く拾わないshokz社のOpencommを約1年前に購入。毎日満足して快適に使っている。唯一の問題はアプリ版のTeams会議でミュートをすると「ミュートしました」のアナウンスの後に約10秒程度の間隔でビープ音が続くこと。
なんとかこのビープ音を止める方法はないのか?色々と調べて試してみた。
ビープ音を解消する対策は三つ
現時点で確認されている有効な対策は三つ。
- Teamsの設定で「デバイスと連携のボタン」をOFFにする
- 「アプリ版のTeams」ではなく「Web版のTeams」を使う
- 「マイクを180度折りたたむ」
順に説明する。
更新ー対策①: Teams設定で「デバイスと連携」をOFFにする
この更新された対策①は、これまで対策②、③を『ビープ音の解決策』として示してきたこのブログに匿名でコメント頂いた情報。実際に試してみると確かに有効。コメントをくださった方に感謝したい。
手順を以下に示す。シンプルで一番実用的かもしれない。
- TeamsのMeetingに入っていない状態で『…』をクリック
- 次に『設定』をクリック
- 次に『デバイス』を選択
- 『デバイスと連携のボタン』をOFFにする
- 新しいTEMASでは『デバイスの同期ボタン』をOFFにする
- 会議に入る
これだけで「ミュートしました」の音声とビープ音はしなくなる。
この機能が最近追加されたものなのか?或いはもともとあったのか?Shokzサポートに質問している。
更新ー対策①の注意点
使ってみて気づいた注意点が一つ。一旦会議を終わってこのデバイスとの連携はOFFにしたままなのに次の会議に入るとまた例の「ミュートしました」の音声とビープ音が再発する場合がある。この時の若干インターバルは若干長い。
この場合、もう一度『設定』→『デバイス』→『デバイスの連携のボタン』にもどり一旦ONにして→もう一度OFFにするとまた「音声」と「ビープ音」はしなくなる。ここも追加調査を続ける。
会議の度にこの設定をするのはちょっと面倒。
対策②:「アプリ版のTeams」ではなく「Web版のTeams」を使う
アプリ版ではなく、Web版のTeamsを使うとミュートしても「ミュートしました」のアナウンスとビープ音はしなくなる。
対策②:「アプリ版のTeams」でビープ音がする理由
Shokzにメールにてビープ音がする理由について問い合わせてみた。Shokz社から返信を頂き「ミュート時にビープ音が鳴る条件」は、Opencommが使っているソフトウェアを「通話」と認識した状態でミュートされた場合との丁寧な説明を頂いた。
さらにTeamsやZoomなどのオンライン会議のソフトウェアはアプリとWeb版がそれぞれ別のプラットフォームとなっているためソフトウェアをどう認識するか?によってミュート時のビープ音が鳴ったり鳴らなかったりするとの事。
このためソフトウェアの更新などで、これまで鳴らなかったビープ音が鳴り始めることもあるとの説明を頂いた。
対策②:TeamsとZoomをアプリとWeb版で実験
そこでTeamsとZoomをWeb版とアプリ版で使ってみてビープ音が鳴るかどうか?の実験をしてみた。実験の結果を整理すると以下の通り。
ビープ音 | Web版 | アプリ版 |
Teams | 鳴らない | 鳴る |
Zoom | 鳴らない | 鳴らない |
ミュート時にビープ音が鳴るのはアプリ版のTeamsの場合のみであることを確認。
対策③:「マイクと180度折りたたむ」:擬似的ミュート
対策③は、Shokz社のOpencommのノイズキャンセリングマイクを180度折り畳んでフレームに沿わせること。これで自分の声は相手に届かなくなる。擬似的なミュートの状態とする対策。
対策③:「マイクを折りたたむ」ことが有効な理由
元々、このshokzのヘッドセットOpencommを選んだ一番の理由は周りの生活音を全く拾わないこと。超指向性のノイズキャンセリングマイクを使ってこの周りの生活音を拾わないことを実現している。
この機能が優れていることは1年間使い続けて十分に実感している。これをヒントに改めて「ミュート」の目的を考えてみた。ミュートはこちらの声が相手に聞こえないようすること。シンプルにその目的が果たせれば良い。
そこで超指向性のノイズキャンセリングマイクを口元から離してしまえば、自分の声は相手は聞こえないのでは?と考えた。仕事の仲間と実験してみた。
対策③:マイクを折りたたむ実験
次の3つ条件でこちらの声が相手に聞こえるか?アプリ版のTeams会議を設定して実験した。
- ノイズキャンセリングマイクを口元から45度跳ね上げる
- 普通にこちらの声が相手に聞こえる
- ノイズキャンセリングマイクを口元から90度跳ね上げる
- 少し声がこもるがやはり声が相手に聞こえる
- ノイズキャンセリングマイクを折りたたんで180度回してフレームに沿わせる。
- 大きな声を出しても全く相手に聞こえない
ノイズキャンセリングマイクを180度折りたたむことで「擬似的ミュート状態」が作れることを確認できた。
対策③:「マイクを折りたたむ」は一番シンプルな対策
どうしてもアプリ版のTeamsを使いたい場合はOpencommの超指向性ノイズキャンセリングマイクをフレームに沿って180度折り畳むだけで自分の声は相手に届かない。一番シンプルな対策になる。
まとめ
最近まで対策②の「Web版のTeams」を「お気に入り」に登録して使っていた。
しかし対策①を試すためにアプリ版のTeamsで使い始めている。今のところ上に書いた問題があるが、こちらの方が使い良さそう。追加の情報があればまたUp-Dateしたい。
このShokz社のヘッドセットOpencommは商品としては優れもの。以下のメリットからカミさんも娘婿にも薦めて購入した。
- 骨伝導タイプで耳を塞がないので長時間使用しても全く気にならない
- それでいて音声は明瞭
- 超指向性ノイズキャンセリングマイクは生活音を拾わない。
在宅でのOn-Lineのmeetingの機会は増える一方。Meetingが重なるケースも多い。以前は妻とは別の部屋に避難していたがshokz社のOpencommを二人で使い始めてからMeetingが重なっても気にならなくなった。
ZoomやTeamsなどのOn-Line Meetingの多い人には是非おすすめ。
コメント
Teamsの設定で直るようになったようです。
Teamsの設定→デバイス→デバイスの同期ボタンをオフにする。
情報ありがとうございます。早速実験してみます。