「リタイヤ後の1週間の予定を書き込んでみて!」のワーク。何も思いつかなかった5年前とやりたいことでいっぱいの今

7つの習慣

5年前に「ライフプランセミナー」を受講した。その中のワーク「あなたは今週で会社をリタイヤするという前提で来週の予定を入れて!」と空欄の1週間の予定表を渡された。入れる予定をほとんど思いつかないことに愕然とした。5年後の今は、やりたいことがいっぱい。ワクワクで溢れている。

ライフプランセミナー

5年前に会社の主催する「ライフプランセミナー」を受講した。講師はファイナンシャルプランナー。定年後の生き方についてお金だけではなく、生き甲斐についても考えるセミナーだった。その中のワークの一つを今でも鮮明に覚えている。

来週の予定を書き込むワーク

そのワークは次のようなものだった。

  • 「今週末にあなたは会社をリタイヤします。」
  • 「来週からは会社に行く必要はありません。」
  • 「経済的には十分、余裕のある生活ができる目処は立っています。」
  • 「今のところ予定は何もなく来週からの予定はあなたの自由です。」
  • 「来週の予定表を埋めてください。」
  • ここで空欄の1週間分の予定表が配られる。
  • 予定表は月曜日から日曜日まで、午前・午後に区切られて欄が作ってある。

いいね!と意気揚々と予定表に向き合ってみたものの・・・

予定が書けない

予定表が埋まっていかない。。。

 曜日 午前   午後   
月曜日図書館喫茶店
火曜日 スポーツジム 本屋
水曜日また図書館
木曜日
金曜日
土曜日
日曜日
リタイヤ後の1週間の予定表

水曜日の午前中まで。。。それ以上思い付かない。。。翌週も翌々週もずっとこの繰り返しが続くのだろうか?。もしも予定が増えるとすると病院とか?・・・それは考えたくない!こんなに自分にはやることがないのか?

これは相当にショックだった。こんな余生しか残っていないとしたら・・・暗澹たる思いに沈んだ。

社外の勉強会

あれから5年。今は予定を埋められない不安は微塵もない。きっかけは社外の勉強会を受講し始めたこと。ここで2つの大きな気づきを得た。

  1. 自分が掛けていた色メガネとその色メガネを外すことで得るパラダイムシフト
  2. 外から自分の会社と自分を客観的にみることで改めて発見した自分の会社と経験の価値

パラダイムシフト

1つ目はパラダイムシフト。会社外の勉強会に出席するのは社会人になってこの1年半前の勉強会がほとんど初めてだった。これが私にとって最初のパラダイムシフトになった。

ここで自分が『金持ち父さん貧乏父さん』の4つのクワドランドの「Eクワドランド」にいること。実は経済的に完全には自立しておらず会社に依存していることを知った。

それをきっかけに次々に参加し始めた社外の勉強会。出席するたびに自分の色メガネに気づきその色メガネを外すこと=パラダイムシフトを試みた。毎回それまでの自分自身と向き合うことになった。

色メガネを外し、自分自身を掘るたびに、大好きなパラダイムシフトを得た。同時にこれとセットでこれから達成したい課題をいくつも発見した。

これから達成したい課題

パラダイムシフトを黒太文字で発見した達成したい課題を緑太文字で記す。

  1. 経済的自立
    • 実はまだ経済的には「会社に守られていて」本当の意味での経済的自立ができなかった
    • 自ら価値を生み出し価値に見合う報酬を得る、会社に頼らない本当の経済的自立をする
  2. 人生の目的
    • 常に誰か他人の期待に沿って、誰かの期待する人生を生きていて、心から本当に在りたい自分の人生を生きていなかった。
    • 自分が心から成し遂げたいこと=天命を見つけ出しその天命に生きる。心から自分の人生を生き切った充実感で最期を迎える。
  3. 人とのコミュニケーション 
    • 伝えたはずのことが相手に届かず、本当には受け取ってももらえていないコミュニケーションを繰り返していた。その前にまず自分が相手の話を聴いておらず、相手を理解してもいなかった
    • まず心から相手の話を傾聴し、相手の存在を受容し、共感する力を身につける。これにより伝えたいことを心から受け取ってもらえる自分の人格を創り上げる。

自分の会社と自分の経験

2つ目は自分が働いている会社の在り方とその中で経験させてもらったことの価値を客観的に見ることができたこと。幸いなことに価値ある会社で、価値ある経験をさせてもらっていた。これを大きな感謝と共に再発見する機会になった。

さらに品質保証という役割を与えられ、自分の責任を果たそうと必死でもがいてきた経験の中で得た知識知恵を棚卸しする機会にもなった。

特に「人間として自分がとても敵わない」と思った尊敬できる人と一緒に大きな問題に取り組んだ経験は客観的にも価値の高いものと再認識した。

成し遂げたいこと

自分がこれまで多くの機会で与えていただき受け取ることのできた経験知恵として整理して次の世代に分かりやすく伝えること。これがどうしてもやりたくなった。

  1. 伝えるべき体験
    • 稲盛和夫氏創業の会社の中で実体験してきた「フィロソフィ」と「アメーバ経営」の現場
  2. 伝えたい知恵と知識
    • 品質保証の責任を担って多くの問題や不具合の解決に取り組んできた日々の中で自ら体験し、体得した知恵と知識
  3. 伝えたいStory
    • これまで出会うことのできた先輩やお客様や仲間たちの中でも大きな心を持つ人と共に体験したStory

まず残りの会社人生の中で会社の仲間と後輩に伝えること。さらに社外にいるはずのこれを必要としている人たちにも伝えること。これが本当に成し遂げたい天命になった。

始動

実は120歳まで生きることを決めている。幸い、妻という食事のコンサルティングをしている最強のパートナーに恵まれている。人生は今が折り返し地点。本番はこれから。

自分の天命を成し遂げるには、まだまだ学びも準備も足りていない。課題としての学ぶこと準備することを始めた。成し遂げたい天命伝えることもSmall startから始めた。

意図が明確であれば手段は無限ということを学んだ。予定はやりたいこと=ワクワクで溢れている。

空の予定表はこれからの人生の中に登場することはない。

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