StudyとLearnの違い。英語に馴染んだ方にはこの区別は良く知られているとのこと。「Study=学んだ」ことを「Learn=身に付ける」ことで初めて人生に活かすことができる。そんな当たり前のことをまずは『7つの習慣』を「Study=学んだ」から「Learn=自分の習慣にする」取り組みから始める。
StudyとLearn
「Study」と「Learn」の違いを学ぶ機会があり、2つの言葉の違いを知った。
- Study :「学ぶ」 経過や過程を示す動詞
- Learn :「身に付ける」 結果や到達を示す動詞
なるほど。この2つこの言葉は明確に区別化できる。
島津『日新公いろは歌』
故郷の鹿児島に島津氏の中興の祖である島津忠良氏=日新公の残した『日新公いろは歌』というものが残っている。い・ろ・は・に・ほ・へ・と、のそれぞれの文字から始まる歌で、全部で47首ある。その一つ目「い」で始まる歌が
- いにしへの道をきいても唱えてもわが行にせねばかいなし
ここでも“「Study」しても、それが「Learn」になっていなければ甲斐がない”と説いてある。
さて自分は?
2つの言葉を明確に区別してみると
- 自分は何を学んできたのか?
- その学んだことは自分の身についているのか?
と問いに行く着く。2つ目の問いが心に刺さる。例えば。。。
『7つの習慣』は?
『7つの習慣』を最初に読んだのはおそらく25年以上前。読んだ記憶の断片があり、なるほど!と思ったことも覚えている。事実『7つの習慣』の本は昔から自分の本棚に並んでいる。しかし。。。
習慣にできてる?
1年半前のセミナーである講師が『7つの習慣』についてお話をされた。「その本、知ってる!読んだことある」と思った。しかし、そこから先が違った。
- 読んだことがあり知っているだけの自分:Study
- 読んで、自分の習慣にして、自分と家族と周りを幸せにして、人にも伝えている講師:Learn
自分と講師のこの違いに愕然とした。
”『7つの習慣』は「7つの知識」でも「7つの学び」でもないよね?だから「習慣」でしょ!
その言葉が刺さる。
StudyからLearnへ
それ以来、もう一度『7つの習慣』に向き合っている。寝る前に毎日数Pageずつ読む。読み飛ばすのではなく、読んで、その言葉の意味を全力で受け取り、今の自分と照らし合わせ、できていないことを深堀りし、できていないことを自分の習慣にしていく取り組み。
一つ一つのStudy:学びをLearn:身に付けて自分の習慣にしていく日々。
- 「主体的でなかった自分の姿勢と行動」に気づきこれを変えて「自責」で考える習慣を作る
- 「欠乏マインド」の自分に気付き「豊かさマインド」を培って「嫉妬」から解放される
- 大切な人の中の「自分の信頼残高」を考えて相手の話を傾聴することで信頼残高の積み立てを始める
習慣にしていく道のりは長い。それでも学んだこと:Studyを習慣:Learnにする取り組みは楽しい。
フィロソフィとは実践
もう一つ思い起こしたのが「実践哲学」という言葉。
稲盛和夫氏の創業した京セラでは『京セラフィロソフィ』が学ばれている。この『京セラフィロソフィ』という言葉とセットになって説かれているのは「京セラフィロソフィは実践哲学である」ということ。
机上の座学ではなく実践すること。フィロソフィとは実践。これもStudy:学んでいたがLearn:身につけるまでに至っていなかったことの一つ。
習慣にしていくことはたくさんある。
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