ふと気がつくと日々のコミュニケーションの中で相手に【マウンティング】をしている自分の中のゴリラに気づく。相手も【マウンティング】返しをしてくる。お互いが【マウンティング】合戦をすると結局コミュニケーションは成り立たない。自分の中の【マウンティング】するゴリラを退治する。
【マウンティング】とは
【マウンティング】の定義を調べると『相手よりも自分が優れていることを見せつけるような言動』と書いてある。ゴリラや猿は自分の優位を見せつけるために相手の上にまたがる行為をする。
とある研修を受けて『常に相手の存在を承認し、尊重し、信じること』『必ず先に相手を理解すること』という原則を学び、これを習慣にしようと努力している。そんな日々の中で相手に【マウンティング】している自分に気付いた。
こんな会話に潜むマンティング
- 情報提供:『こんな面白い情報訊いたんだけど』→『それ!知ってる!』
- 相談:『こんなことやって見たいんだけど』→『それは俺も考えたことあるよ!』
折角、相手が情報を提供しようとしてくれていたり、自分を信頼して相談してくれようとしている。・・・そこから新しい価値を生み出すチャンスなのに・・・
ついついマウンティングをしてしまう。
【マウンティング】で失う価値
こんな【マウンティング】を返すと情報や相談によって生まれたかもしれない新しい価値のチャンスは一瞬で失われてしまう。
これに加えて相手との【信頼残高】という価値も目減りさせてしまう。
*【信頼残高】は『7つの習慣』で紹介されている相手の話を聴くことにより生み出すことのできる自分と相手との絆という貴重な価値。
すると相手も【マウンティング返し】をしてくる。つまらない【マウンティング合戦】をしているほど人生は暇ではないはず。。。。
でも、離見して俯瞰して「自分と人とのコミュニケーション」を観るとこんな無駄をこれまでも限りなくやっていたことに気づく。
こんな会話にも
- 『それは大変だね』
- 『結構、頑張ってるよね』
一見、親切で丁寧なコミュニケーションに見えるこんな言葉にも、油断すると【マウンティング】が紛れ込んでしまう。
素のままの自分でコミュニケーション
相手に対して優位を保とうという邪心=【マウンティング】を一切排除した素のままの自分でもコミュニケーションができた場合は驚くほど真っ直ぐに相手と繋がることができる。
大切な情報をそのままに受け取り、大切な相談に乗ることがことができる。
- 大切な情報をそのままに受け取ることで新しい価値が生み出せる
- 相談に乗ることで相手の問題を解決し新しい価値を生むことができる
- 何よりも自分と相手の信頼残高を増やすことができる
【マウンティング】する理由のなぜなぜ分析
自分が【マウンティング】する理由をなぜなぜ分析で考えてみた。
- なぜ【マウンティング】するの? → 自分の優位を示すため
- なぜ優位を示すの? → 自分が相手より上の立場で居たい為
- なぜ上の立場で居たいの? → 自分がより良いチャンスを掴みたいから
- なぜ自分がチャンスを掴みたいの? → この世界のチャンスはその数が限られているから
なぜを繰り返して行き着いたのは以下のパラダイム
『この世界のチャンスは数が限られているから自分がそれを取らないと他の誰かに取られてしまう』
このパラダイム=世界の理解は「7つの習慣」に示している欠乏マインドそのまま。
欠乏マインドから豊かさマインドへ
これと正反対の価値観は豊かさマインド
『この世界の豊かさは限りがなくしかも誰かの成功によってその豊かさはさらに増え続けていく』
自分のパラダイムをこの豊かさマインドに置き換えてこの考え方を習慣とすることで
- この世界の豊かさには限りがなく無限であり
- 従って、誰かが豊かさを手にしても世界の豊かさは増え続けるだけで
- 従って、他の誰かが豊かになることが自分が豊かになることにつながり
- 従って、自分が豊かになるチャンスは自分次第で無限にあり
- 従って、無理に自分が他の誰かより優位に立つ必要はない
と、この豊かさマインドが自分の腹に落ちてこのマインドで毎日を生きることで【マウンティング】する必要はなくなる。
習慣化
自分の周りをみていると一見仕事のできそうな人ほど【マウンティング】をしているようにも見える。しかし、本当に仲間と社会に価値を生みだしている本当に仕事のできる人は【マウンティング】などしている暇はない。必死で一人一人と真摯に向き合い、人を活かし、価値を作り出し続けている。
豊かさマインドを習慣にして【マウンティング】ゴリラを退治し、信頼残高を増やし、コミュニケーションで価値を生み出していくことを決めた。
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