『7つの習慣』で学んだ不安や後悔を払拭する秘訣は意外とシンプル。自分ではどうすることもできない『過去』と『他人の反応』を切り離し『今の自分』に100%全力を注ぐ。これだけで効果は十分
付きまとう不安や後悔
物心ついて今に至るまで、日々の生活の中で常に漠然とした不安や後悔が付きまとってきた。例えば
- 自分がうまくできなかったことを、今ごろみんな知ってるんだろうな・・・
- あの会議での発言は場の空気を読めてなかったかも・・・
など、クヨクヨと考えてしまい漠然とした不安や後悔におそわれることがある。結果、その日は一日、憂鬱な気分で過ごすことになる。
テンションと生産性の低下
そんな朝は、テンションが上がらず、何となく重苦しい気持ちで今日という一日を始めることになる。その日の生産性も落ちてしまう。
- この後悔や不安をクヨクヨ悩むことで他のことに手につかない
- みんながどう思っているかを確かめてしまう
- 後悔や不安を取り繕う行動をとってしまう
不安や後悔とは
不安や後悔の中にいる憂鬱な自分であることをやめて、いつも機嫌の良い自分でいたい。そのためにこの漠然とした不安や後悔に真正面から向き合ってみることにした。
- そもそもどんなことに不安や後悔を感じているのか?
- 不安や後悔を感じないためにはどうしたら良いのか?
【影響の輪】
しっかりと向き合って考える中でこの漠然とした不安や憂鬱の原因と対処の仕方を、スティーブン・R・コヴィー博士の『7つの習慣』の本の中に見つけた。
【第1の習慣:主体的である】の中の【影響の輪/関心の輪】の章にその答えがあった。
主体的な人は、影響の輪の領域に労力をかけている。自分が影響を及ぼせる物事に働きかける。主体的な人のエネルギーには、影響の輪を押し広げていくポジティブな作用があるのだ。
スティーブン・R・コヴィー博士 『7つの習慣』 第1の習慣より抜粋
この主体的な人とは人生の選択を自ら決めて選び取っていく人
一方、反応的な人が労力をかけるのは影響の輪の外である。他者の弱み、周りの環境の問題点、自分にはどうにもできない状況に関心が向く。こうした事柄ばかりに意識を集中していると、人のせいにする態度、反応的な言葉、被害者意識が強くなっていく。自分が影響を及ぼせる物事をおろそかにしてしまうと、ネガティブなエネルギーが増え、その結果、影響の輪は小さくなっていく。
スティーブン・R・コヴィー博士 『7つの習慣』 第1の習慣より抜粋
この反応的な人とは人生の選択を相手への反応として他人に選ばされてしまっている人
不安や後悔とは
不安や後悔とは【影響の輪】の外、つまり自分ではどうにもできない状況に反応してしまった結果としての感情のことと気づく。
言い換えると不安や後悔は主体的ではない反応的な生き方の結果であることがわかる。
3つの領域
スティーブン・R・コヴィー博士はコントロールの可否で状況を3つに分類する。
- 直接的にコントロールできる状況 ➡︎ 自分の行動に関わる問題
- 間接的にコントロールできる状況 ➡︎ 他人の行動に関わる問題
- 絶対にコントロールできない状況 ➡︎ 過去の出来事や動かせない現実
それぞれの状況への対処
それぞれの状況に対する対処の仕方を以下に転記する。
- 直接的にコントロールできる状況 ➡︎ 習慣を改めてすぐに解決する
- 間接的にコントロールできる状況 ➡︎ 相手に影響を及ぼす方法を考えて時間をかけて解決する
- 絶対にコントロールできない状況 ➡︎ 笑顔をつくり、穏やかな気持ちで受け入れる
結論:不安や後悔の原因
整理すると不安や憂鬱の原因は
- 自分でコントロールできない「過去の出来事や動かせない事実」について悩むこと
- 間接的にしかコントロールできない「他人の行動に関わる問題」を今なんとかしようとすること
から生まれるものであることに気づいた。
結論:不安や後悔の対策
結論、不安や後悔を解消するためにやることはシンプルに2つを今の心配事から切り離すだけ。
- 過去の事=やってしまったことの結果は絶対に変えられない➡︎心配の対象から切り離す
- 他人の反応=他人がどう反応するか?は今は変えられない ➡︎心配の対象から切り離す
やってみた結果
自分でやってみた結果、漠然とした不安と後悔は明らかに減った。
特に、朝起きた時によく感じていた不安や後悔がなくなり憂鬱な朝が無くなった。少しでも、不安と後悔が頭をもたげるとその自分の感情を見つめて
- 過去のことは変えられない
- 他人の反応は変えるのに時間がかかる
と自分にいい聞かせて
- 【今、自分でできること】
に集中する。これだけで不安や後悔を解消するのに有効であることを実感。
3つの秘訣
- 『過去のこと』は笑顔でこれをそのままに受け止め
- 『他人のこと』は時間をかけて解決することを決めてを今の心配の対象から切り離し
- 『今、自分でできること』に100%集中する。
これを習慣にすることで、いつも機嫌良く自分自身の主人公でいることができる。主体的な生き方をすることができる。
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